光が丘興産株式会社×エノテカ・アリーチェ
THE 対談
INTERVIEW


光が丘興産株式会社

青井亮さん
(食品部 副部長)

ツウを唸らせる希少価値のある商品ラインナップと営業のフットワークのよさが魅力の光が丘興産株式会社。百貨店催事出店をメインに、ワイナリーのリアルな熱意を伝え、エンドユーザーの声に応え続けています。

実施日:2019年06月18日

母体は建材商社、人気商品はあのアンチョビ! 愛情をもって商品を開発

矢立青井さんは会社やお住まいが近いこともあって、当店がレストラン営業をしていた頃からよく立ち寄っていただき、今でも親しくしていただいています。今日はよろしくお願いします。
さて、まずは光が丘興産がどんな会社なのか教えてください。

青井弊社は前田建設工業グループにおける総合建材商社として1956年に誕生した会社です。95年に食品部が立ち上がり、オリーブオイルの輸入からスタートしました。「スカーリアさんのアンチョビ」は人気商品で、スーパーにも卸しています。

矢立「スカーリアさんのアンチョビ」は当店でも取り扱っていますね。ワインの輸入はいつ頃から始めたのでしょう?

青井「日本におけるイタリア2001年」を機にワインの輸入を開始しました。この頃から百貨店のイタリア展も始まり、食品と併せて催事で販売するようになりました。

矢立なるほど。青井さん自身はなぜこのお仕事に就いたのですか?

青井大学で商学部にいたことやレストランでアルバイトをしていたことがきっかけで、ワインの輸入に興味を持ちインポーターの仕事に就きました。僕は商品に愛着を持って育てていくような仕事がしたいと考えて、光が丘興産に2006年に転職してきました。

年間47件もの百貨店催事に出店!だからこそわかるエンドユーザーの求めるワイン

矢立光が丘興産は販売経路が特殊ですよね。主に百貨店などの催事がメインで、小売りやレストランへの卸しはごく僅か。そんな中扱っているのはどんなワインなのでしょうか?
野村例えば、会社全体で利用しているさまざまな輸送方法を組み合わせて輸入することや、社内の受発注システムで細やかに在庫管理を行うことで、できるだけコストを抑えつつ、欠品が極力ないよう、お客様が求めている商品を確実にお届けできるよう努めています。

青井現在弊社で取り扱っているのは25生産者、約70のアイテムです。商品はVINITALYや国内の展示会などで探します。紹介などもないわけではないのですが、基本的には必ず自分で確かめながら、です。選ぶ時は僕の基準というよりも、世の中のエンドユーザーの方が何を望んでいるかを主に置いて選びます。大量生産のワインではなく、いいもの、健康的なもの、そしておいしいものが求められています。

矢立顔を合わせて販売するからこそ、実際にワインを口にするお客様が何を求めているか、よく理解できるのですね。
どんなシチュエーションで楽しんでいただきたいですか?

青井レストランにいるソムリエなどのプロの方ではなく、個人消費者の方の視線で選んでいますから、是非気軽に楽しんでいただきたいです。

 

おすすめ生産者はマルツィアーノ・アボナ(ピエモンテ)とバルバネーラ(トスカーナ)

矢立当店が取り扱う商品の中で、特におすすめや思い入れがあるワインはどれでしょう?

青井まずは、マルツィアーノ・アッボーナ。弊社取り扱いのワインの中で、最も好きな生産者です。ピエモンテ州西部のドリアーニ村に1970年からワイン造りを始め、現在では、バローロ、バルバレスコを含め42haの畑を所有しています。ピエモンテの中では安酒のイメージだったドルチェット種から、世に認められるワインを造り出すことにこだわり続けており、そのポリシーに愛着を持っています。

青井そしてバルバネーラ。展示会で初めて試飲をした際にビビッときて、自分がこの職に就いてから最も納得のいく買い付けの出来たワイナリーです。バルバネーラは1938年にトスカーナ南部、ウンブリア州近くモンテチェトーナの斜面にあるヴァルディキアーラでワイン造りを始めました。ここはキャンティ地区の南部でモンタルチーノ、モンテプルチアーノに挟まれており、高品質のブドウが育ちます。トスカーナでは珍しいゴヴェルノという伝統製法にこだわっており、凝縮感ある味わいのワインを造っています。

新たな販路を開拓し、いいワインをより身近な存在に

矢立今後の展望を教えてください。
青井今は百貨店での販売がメインですが、今後は営業先を増やしていきたいと考えています。事業を広げていくことで、エンドユーザーの方に対しても、これまで催事でしか提供できなかったワインを、レストランなどでより身近に楽しんでいただけるようになればと思っています。そうなると、今はあまり知られていないワインが多いのですが、今度は相手にソムリエなどがいるわけですから、プロを意識したメジャーな商品も揃えていきたいですね。

矢立光が丘興産のワインはまだあまり日本の市場に出回っていないので僕としては少し惜しい気もしますが(笑)お気に入りのワインがより手に入りやすくなるのは嬉しいですね。最後に、仕事でやりがいを感じるのはどんな時ですか?

青井営業、販売、仕入、在庫管理と一貫した業務を行っている中で、ワイナリーからの情熱のこもった話を聞き、その情熱を百貨店のイベントなどを通じてエ ンドユーザーの方に直接伝えるということを長く取り組んできました。そこで、青井から紹介されたワインがおいしかったからまた買いに来たと言われる のは何よりも達成感があります。

矢立まさにワイン生産者とエンドユーザーを繋ぐ架け橋ですね! これからもその熱意をもって、素晴らしいワインを私たちに紹介してください。今日はありがとうございました。